シアワセ分けてあげたい

駆け抜ける日々の中 ふっと心揺らした 五色の虹 僕の胸焦がしていく
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シェアハウス#6(HBDにの編3)


※完全自己満足

ココマデ→シェアハウス#5







櫻井くんとお皿洗いをし始めた二宮くんを横目に、
この部屋から彼を連れ出す方法を考える。。。



「ちょっといい・・・?」

いや、そんな切り出し方じゃ彼にとっては「今からサプライズするから連れ出すね」って言ってるようなもの、だよね。



「花火しよ!」

・・・突然、だよね。




ぎこちない空気が4人の間に流れているのがわかる。

みんな素直すぎて顔に出さないようにしてますって顔に書いてあるよ。。。

観察力のある二宮くんに勘付かれてないことを切に願う。



たわいもない話をしてるように見せかけながら、作戦を立てる。



やっぱり自然と自分の部屋に行った時を狙うしかないというところに落ち着いた。



ガラスのテーブルを囲んで床に座って話す4人。


なるべくその様子を二宮くんが気にしすぎないように目線を反対方向に向けようとさりげなくいろいろしてくれる櫻井くん。



「『よし、これで。』」


―――



いつものように、台本を覚えるとか、歌詞を考えるとか、いろいろな理由で少しずつみんな自分の部屋に戻っていった。


もちろん二宮くんも。



リビングにまだ残るのは私と潤くん。


午後8:00。


誕生日もあと少しで終わってしまう。



『だから、俺が行ってもなんでってなるじゃん。』

「ならないよ!うん、ならない。」

『おい、勝手に決めるなよ。お前が行けばいいだろ。』

「私こそ理由がないもん。」

『つくりゃあいいじゃん。ギターが聞きたいとか、マジック見たいとか。なんでもいいんだよ。』

「なんで急に?って・・・」

『ならないならない。大丈夫だって。なんとなく♡って言っときゃなんとかなるって!』

「バレても怒らないでよ・・・?」

『怒る。』  「えぇ!」 


『んはは、うそだよ(笑) じゃあよろしくお願いします。』

「んー。」


―――


コンコン♪

『はぁい。』

「カナミだけど・・・・今、忙しい??」

『どーしたの急に。 忙しくないよ。』

「ギター聞きたいなって思って♡」

『え?かわいこぶってどうしたの、柄でもない。』

「どういう意味!(笑) いいから、バースデーソング♪」

『おまえ、その言葉の意味わかってんの?ふふふ。まぁいいけどさ、』


といってギターをもって出てこようとするのを止めるように、さっと部屋に入ってドアを閉めた。


「ここで。・・あ、みんな部屋で何かしてるから、邪魔になるといけないでしょ?」

『ん?・・・んーそっか。』


なんとなく納得してしまった彼はベッドに座ってわたしの好きな曲を弾いてくれて、


床に座った私はそれに合わせて鼻歌を歌った。





最近仕事で疲れていたせいか、歌詞がすごく心にしみた。


・・・・・・!


手の甲になにかが触れて、気づいた。


・・・・っ!


気づいたら泣いていた。



彼はずっと手元を見ていてわたしのほうは見ていないから気づいてない。



さりげなく涙を指で拭って笑顔を作った。



♪~♪~♪・・・・・・。



ぴたっと曲が止まり静まり返る。


・・・・・?



今いいところ、、、だったのに。


と思ったけど、「どうしたの?」の言葉が出てこない。というか、しゃべれない。



ギターをベッドに置いて、立ち上がり、わたしの前にしゃがんだ。


「・・・・。」

『・・・・。』

彼の空気がわたしの口を、のどを、胸を締め付けているようで、言葉がでない。



すると急に悲しい目をした彼は親指でわたしの目の下をなぞった。


「はっ・・・・」 

『もったいないよ。』

『そんな顔してちゃ、もったいない。』

「・・・・・・っ」

途端に締め付けていたものがなくなって、溢れ出す。



―――― 


一度溢れた涙ってなかなか止まらなくって、目が赤くなってしまった。

やばい、私が泣いてる場合じゃない、ばか、なにやってんの、わたし。



――――

コンコン♪

『にのーーー!ちょっと出てきてー!』

相葉くんが呼んでいる。

『あー?今じゃなきゃだめ?』

『うん!!』


私はもう大丈夫!って力強くアイコンタクトした。

―――


ガチャ。

二宮くんが開けた扉の向こうは真っ暗で、よし!と心でガッツポーズをした。


『・・・!?え!?相葉くん?』


『『はっぴーばーすでーーーーい!』』


扉の向こうからみんなの声とクラッカーの音がして、明るくなった。


『わぁ!!』 と素直に喜ぶ二宮くんを見てたら、今度はちゃんと笑顔になった。


私も部屋の中からおめでとー!!と言って、ドアのところまで行った。


******


『わぁ!!』


まさかこんなに何重にもお祝いしてもらえるとは思ってなかった。


それで、カナミは俺の部屋に来たのか!

期待した俺がばかみたいだ・・・・。


この花わたしが作ったんだよ!としょうもない自慢が始まった。

子どもか!


いぇーい!とバカみたいにはしゃぐ相葉くんも、

おめでとぅ!!!Yeah!てずっと言ってる翔ちゃんも、

いやぁ~めでたいね。とクールに決める潤くんも、

何も言わずに笑ってるリーダーも、

相変わらずで。



みんながこの何日間か、俺なんかのためにいろいろ考えてくれたんだって考えると、

ほんとうにすごいな、という言葉しかでてこなくて。


ありがとうございます!って敬語にして、ちょっと照れ隠しなんかしたりして。


でも本当はすごい感謝してるんすよ。

って言わなくても彼らはわかってる自信もあって・・・・



昨日、潤くんと相葉くんでプレゼント調達にいってきたこと、

翔ちゃんとカナミがシアタールームから一緒に戻ってきたほんとうの理由、

最近リーダーが部屋にこもりがちだった理由は台本覚えるためじゃなくて、このプレゼントを仕上げるためだったこと、

たわいもない話をしながら日付が変わるその時まで過ごした。


カナミは明日早いからといって俺たちより先に部屋に戻ってしまったが、

彼女なりに俺らに気を使って5人にしてくれたんだろう。

そういう気遣いが出来るところはほんとうにすごい。


でも、さっきみたいなことがあると、心配で、、、

彼女のことだからいろんなことを我慢してるんだろうなって。

気になって素直に感謝しきれない自分もいた。


******


部屋に戻ると、サプライズが成功したことにニヤニヤしてしまう自分と、

気づかないうちに自分を押さえ込みすぎた自分がいた事に気づいた自分と、

何かよくわからないキモチがぐるぐるした。


リビングから聞こえる楽しそうな5人の声は心地よかった。


お誕生日、おめでとう。

って心で呟くと、胸の奥が少し跳ねた気がした。



⇒⇒NEXT:シェアハウス#7


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