シアワセ分けてあげたい

駆け抜ける日々の中 ふっと心揺らした 五色の虹 僕の胸焦がしていく
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シェアハウス#14


※日常のささいなできごとの中に嵐さんがいたら・・・なんて。
※ゆる~く自分用として更新中


ココマデ→シェアハウス#13






世間はすっかり夏休みらしい。

今日は海の日・・・の前日。

私の働く会社は休みがきちんとしているから、祝日はおやすみ。
遊んだ次の日は休みたくなるから遊ぶ予定はいつも次の日が休みの日に入れる。


「あ、翔くん、、おはよ~」
『おはよー!今日かなちゃんもでかけんだよね?』
「ん?そうそうー海行ってきますっふふふ」
『海かぁーーー俺もいきてぇ・・・』 と智くんがつぶやく。
するとすかさず 『釣りですか。』 とにのくんからの突っ込み。

のんびりした話をしながらもみんなリビングと自分の部屋、洗面所などをいったりきたり。

「いってらっしゃーい、がんばってねー!」
『ありがと!いってきまぁっす』

最後に雅紀くんを見送ると朝ごはんの片付けを済ませて部屋に向かう。


服を脱いで鏡の前で水着を当ててみる。

「んーーどっちがいいかなぁー・・・」


じっくり考えて決めるとさっと支度をして家を出た。


友達のお言葉に甘えて近くのコンビニまで車で迎えに来てもらうと海へ向かった。
「おつかれー!ひさしぶりー!今日は車ありがとね。お願いします」
今日は友達4人と少し遠出して逗子海岸までお出かけ。

人でごった返す海岸はまさに海水浴場。
日陰に荷物をおいて海へ飛び出した。
照りつける太陽が肌を焼いていくのがわかる。
久しぶりに会った大好きな友達と学生時代にタイムスリップした。
楽しい時間はあっという間で、影が長くなる。
ベタベタする体をシャワーで流すと、着替えを済ませた。

それから、海岸の近くのカフェでご飯を食べながら、
たーーくさんおしゃべりした。

それから、すっかり日も落ちた頃、やっと帰路についた。


「今日はありがとう!また休み取れたら集まろうねー!」


そう言ってコンビニで車を降りた。
行きより重くなった荷物を肩から提げ、車を見送った。

・・・ちょっと、寄ってこうかな。


特に欲しいものはないけど、コンビニに入ってみる。
入口からすぐの雑誌コーナーで5人と目があった。

今、この人たちみんなと一緒に暮らして・・・るんだ・・・。

不思議な気持ちになりながら雑誌を手にとってめくってみた。


毎日同じ家にいるはずなのに、雑誌の中のみんなはすごくすごく遠い。
私は彼らの何でもないけど、左胸の奥を握りつぶされた気がした。
ぐっと息が苦しくなるのを感じて我に返り雑誌を元に戻す。


・・・守らなきゃいけないことが多すぎる。


大きく息を吸い込んでつばを飲み込む。
ふぅー、とため息を付いて、ビールやチューハイ、おつまみを適当にカゴへ放り込んだ。

コンビニを出るとムワっとした空気が包んで、途端に荷物が重たくなった。


「はぁ、なにやってんだろ、無駄な買い物して。」
もう歩くのすらしんどいなーと、いつもの半分くらいの速さで歩く。
公園の時計に目をやると、時刻は21:15。
げっ、意外ともうこんな時間!


・・・・。



『どこいくのー?ひとり?』
え、もう最悪、ナンパ?
「・・・・・。」
『おねぇさぁん、何歳?荷物もってあげよっか?』
「・・・・すぐそこなので大丈夫です」
『いくつ?ハタチ?大学生?』

・・・この人お酒臭いかも。


「違います。・・・あの、酔っ払ってますよね、帰ったほうがいいですよ」
『おい、ねーちゃん、つめたいなぁ~』
「・・・・。」
『シカトはないべ。』

勢いよく肩に手を置かれ、足元がふらっとした。
「あの、本当に、大丈夫なので・・・・えっと」

もうすぐ家だけど、他人と一緒に家に近づくとみんなの家がバレるかもしれない。
そう思っていつもと違う道に入った。

『全然すぐじゃないっしょ?どこまでいくの?送ってあげよっか?』
「いえ、大丈夫です。」


「・・・はぁ、これ一つあげるから、もう付いてこないでください。」
袋からお酒を取り出して差し出した。
疲れててあんまり頭が働かなかった。

『っは(笑)・・・ばかにすんのもいい加減にしろよ。』
「・・・・っ!」

バッグを肩から下ろされ手首を掴まれた。
携帯に手が届かない。
いつのまにか、とんでもない裏道に来てしまったようで、辺りは街灯の明かりひとつしかない。


『フッ、意外とかわいいじゃん。ね、5万あげる。』
「・・・・!いや!」


♪~♪~♪~

私の携帯が鳴ってる・・・だれ?・・・助けて・・・


『あ?潤くん?男か?』
やばい!バレたら大変!働かない頭をフル回転させた。
「・・・え、あ、おとうと・・・」
『んだよ。フッ』

電話は切られてしまった。



―――――――――――――



『ただいまー、あれ?みんなまだか。』
『ただいま、お、松潤』
『お、翔さん、おかえり。』
『松潤ひとり?』
『うん。』
『あれ?カナミ、遅くね?』
『そうだね・・・連絡してみよっか?』

プツ。

『・・・あれ?切られた。』
『切られた?めずらし。』
『なんかあったのかな?大丈夫かな・・・』
『俺様子みてこよっか。松潤ここで待ってて。』

『おう、かなみが帰ってきたら連絡するわ』


――――――――
 
*Sho*


たった4ヶ月でもあの子がどんな子かわかる。

電話を切るなんてこと今までなかった。
イレギュラーなことが起こることはほとんどなかった。

帰宅して外したばかりの帽子とメガネをして車を出した。
確か、友達と待ち合わせるのはコンビニっていってたっけ。
朝話した何でもないことから情報を取り出す。
しっかりしてる子だから、人通りの多いところを歩いてくるだろう、
と大通りの歩道を気にしながら車を走らせた。

『くそ、いねーどこだ?』


  [帰ってきた?]
  [まだだよ。見つかった?]
  [いや、また連絡する!]


チッ。


コンビニでUターンをするともう一度同じ道を走ってみたが彼女の姿はなかった。

『・・・・!そっか』
大通りじゃねぇや、彼女のことだから、きっと・・・



――――――――


「お金になんか釣られるほどバカじゃないですよ。もう帰らなきゃ。離してください。」
『あぁ?』

手首を掴む手に力が入る。

「うぅ・・・」
『じゃあ10万やろっか』
イマドキこんなのにひっかかるなんて!くやしい!
「いくらでも無駄ですよ。・・・わっ!」

そんなに強くはなかったと思う。
けど、疲れた体に男の人の腕の力はとても重たくてよろけて転んでしまった。


「痛っ・・・」
ニヤリとした男が近づいてくる。
もう終わった・・・

・・・・と思ったその時、1台の車がとまった。

怖くて車の方を見ることもできない。
社会人にもなって誘拐なんて情けない。勘弁して・・・・!
なるべく目を合わせないようにしながら、次にどう動けばいいのか考える・・・。


車から降りてきた男の人は私の荷物を持つと私の腕を掴んで立たせた。

「・・・はっ!しょ・・・」

掴まれた時にふわっと香った匂いですぐにわかった。


『は?お前なんだよ。』
男が翔くんにつっかかってきた。
「しょ、しょーた!!遅いよ!もう迎えに来てくれないかと思った!」
とっさに翔くんに喋らせないよう、恋人のフリをすると、
サングラス姿の翔くんにビビったのか、酔っ払った男は舌打ちをしてどこかへ行ってしまった。


「・・・はぁ、・・・・あ!ごめん。」
腕からひょいっと離れる。

『とりあえず乗れ』


後部座席に座ってすぐさまお礼を言った。


『・・・はぁ、マジ心配したんだぞ!』
「ごめんなさい・・・あんなのにつかまるなんて、私としたことが・・・」
『もう、無事で良かったよーとりあえず松潤に連絡しといてもらっていい?』
「ありがと、わかった。」


「あ、さっきは、勝手に彼女のフリしてごめんね!」
『ははっ、あれさぁ、ちょっと俺笑いそうんなっちゃった、ははは』
「他に思いつかなくって、えへへ」
『はぁ、マジ疲れた。心配で。』
「あ、でもなんで場所わかったの?いつも通らないのに。」
『いや、カナちゃんのことだから毎回道変えてんのかなとか思ってさぁ、
これから、夜遅くなるときは車で出かけるか、俺らに頼っていいよ?』
「わかった極力車で出かけます!」
『んはっ、俺らにも頼れって、(笑)』
「でも・・・」
『んまぁ、じゃあ気が向いたらでいいからさ。』
「・・・うん。」



それから家に帰ると潤くんがホッとした顔で待っててくれた。
明るいところで見てみたら細かい傷を腕や脚につくっていたことに気づいた。

『これ効くよ』

なんて相変わらず面倒見のいい潤くんから消毒液を渡されて、手当をした。



今夜はひとりで飲んで酔っ払っちゃおうかななんて思ってたけど、
みんなの優しさに触れたら、甘えてしまって、、、
ひとまずコンビニで買ったお酒たちは手をつけられないまま冷蔵庫に入れられた。



雑誌を見たときに感じたモノは少しだけどこかに流されたキモチになった。


平凡な毎日は嫌だって言ったけど、
私が求めている刺激はこういうんじゃないの。
神様、欲張ってごめんなさい。

平凡な毎日が実はとっても幸せなのかもしれないって思った。



⇒⇒⇒NEXT:シェアハウス#15











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