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シアワセ分けてあげたい

駆け抜ける日々の中 ふっと心揺らした 五色の虹 僕の胸焦がしていく
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雷と和くん

「ぎゃあぁぁ」


ソファの上で出来るだけ窓から遠い端っこにうずくまって耳をふさぐ。



外は嵐。



どしゃぶりの雨があたりを白く濁らせ



真っ黒な雨雲が不規則に光る。



ピカッ



「わっ、」




ゴロゴロゴロゴロ



「ひぃぃ」


※怖がり彼女と、ちょっと怖いけどクールな二宮くんのお話。
※勝手な妄想。お許しを!てへ。





『・・・すげぇね、雷。』

「うん・・・早くどっかいないかなぁ・・・」


『・・・んな、怖いの』


そう言うと彼は左手のグラスに口をつけた。

目線はテーブルの上のゲーム機。

雷がなるといつも私が消してというのを覚えていてくれて、やめてくれたけど
目は嘘をつかないってのは本当みたいで。



ピカッ!



「・・・ゎっ」


『・・・んおぅ、すんごい光った、ねぇ!』


目を丸くしてこっちを見てくるから

私もつられて目を丸くして頷いた。



ゴロゴロゴロ・・・・


「あーあーあーあー」

耳のところで手をパタパタして音を紛らわす


『んふふふはは、変わんないよ、何しても。』

「・・・んん。・・・ね、ここきて?」

自分の右側をポンポンと叩いた。


『・・・はいはい、・・・俺がいたらなんか変わんの?』

「ちょっと安心するよ。雷と私の間に和也くんがいるから・・・えへへ」

『んはっ、なんだそれ!』



「怖くないの?」

『んま、びっくりはするけど、別に怖くはないよ。』

「だっていつどこに落ちるかわかんないんだよ?速いし。」

『そりゃ外、なんもないとこで立ってたら当たるかもしれないけどさ、こんだけしっかりした建物なら・・・』


ピカピカピカ!!!


「きゃっ」
『おぉぅ、』


とっさにすぐそばにあった彼の手にしがみついた。

正確には私の手が先に掴まれたみたいで親指以外の4本が彼の手のひらの中にあった。


ドドドドドーン


「いぃぃぃ、いまの、落ちたよぉ~~」

『振動きたね・・・』


「ねぇ、痛いよ・・・(笑)」

『え?・・・あ、んん、んふ』

「和也くんも?本当は怖いんでしょ?うふふ」

下から伺うように顔を覗き込んだ


『いやいやいや、こんな怖がる人隣いたら移りますよ、そりゃ。んふふ』


雷なんて忘れちゃうくらいかわいくて、からかいたくなってしまう。


「え?ほんとはこわいん・・・」

『・・・ん?』


ぐっと近づけられた顔、唇に触れられた人差し指。

熱い。


すぐに離れて前を向いた彼の横顔に見とれる。

『赤いよ、顔。・・・照れる暇あんじゃん。』

「・・・っ、ち、ちが・・・!」

『・・・んふふ、かわいい

「・・・・んっ?」

『・・・ん?なんでもない。』


ニヤリとして細くなる目と薄くなる唇、スっとした鼻


私の好きな顔。


まだ時折ピカピカしているけど、

私の心はすっかりドキドキしてしまって怖がる隙間がなくなっていった。



それからだんだん静かになる夜。



初夏のじっとりとした部屋の空気を入れ替えようと窓を開ける。


後ろから近づく影で外の景色が濃くなった。 



窓の外を見る私。隣で窓に背中を預ける彼。


『・・・風呂、入ってくれば?』


「あ、うん・・・」





彼はいつも仕草や言葉一つでちょこっとずつ幸せをくれる。


無意識か確信犯か・・・

どっちにしても

タネも仕掛けもない和也マジックであることは確かで。


なーんて。うふふ。







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