シアワセ分けてあげたい

駆け抜ける日々の中 ふっと心揺らした 五色の虹 僕の胸焦がしていく
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雷と潤くん

「ぎゃあぁぁ」


ソファの上で出来るだけ窓から遠い端っこにうずくまって耳をふさぐ。



外は嵐。



どしゃぶりの雨があたりを白く濁らせ



真っ黒な雨雲が不規則に光る。



ピカッ



「わっ、」




ゴロゴロゴロゴロ



「ひぃぃ」



※雷が大の苦手!な彼女
※ちょこっとビビりつつも男らしく守ってくれる潤くん。
※怖がる天使な潤くんと迷ったけど、守ってくれる方にしてみました。
※勝手な妄想すみません。てへ。







いつもは二人で半分こして座るソファも、今日は潤くんのスペースがとても広い。
私と潤くんの間も、広い。


潤くんはいつもと変わらずメガネをかけて本を読んでいる。
テーブルに並ぶ二つのマグカップ。
ミント色は潤くんので、クリーム色が私の。
クリーム色のカップに入ったコーヒーは手をつけられないまますっかり冷めてしまっている。


ピカピカッ!

「ひぃぃ!」

『ぉぉ・・・』

眉を上げて目を丸くして一瞬窓のほうに目をやるとその目はすぐに本に戻った。

私はひとり潤くんを見つめて「すごいね」って言いたかったけど、
こっちを向いてくれなかったから邪魔しちゃいけない気がして言葉を飲み込んだ。


私たちはいつもこんな感じ。

同じ部屋にいても何かしている最中はお互いに干渉しない。



ゴロゴロゴロゴロ


「うぅぅ。。。」

耳をふさいで小さくなって自分の膝を見つめた。


テーブルのマグカップを手にとって飲み、コースターの上に戻す姿が目の端でちらちらしている。



「はぁ・・・」

ちょっとさみしくなって、大きめのため息をついてみる。
隣からはページをめくる音や鼻からススッと息を吸う音しか聞こえない。

シーンとしている室内に土砂降りの雨の音が響く。


ピカピカピカッ!!

「んんんんーーぅ」

ソファの肘掛にかかっていた大きめのブランケットを頭から被った。
もういい、どうせなにもしてくれないんだもん。
ひとりでじっとしてるもん。


勝手にいじけていると

『んんっ』

咳払いと本を閉じる音がした。


ドドドーン

「・・・っ・・・・!!」


ブランケットの中で体を丸くする。


そのとき体の右側が温かくなった。

潤くん・・・

「・・・・読み終わった?」
『終わってないよ。読むのやめた。』
「え・・・?」
『全然内容が頭に入ってこないんだよね。お前のせいで。』
「はっ、ごめん!・・・え?」

そういってバサッとブランケットから顔を出した。

『あのさぁ、怖がりすぎ。・・・あと、かわいすぎんだよ、おまえ・・・』

「え・・・」


ピカピカピカッ、ゴロゴロドドーン!!


「ぎゃぁーーー」
『うぉぉい!』


絶対落ちたよ~なんて泣きそうになったけど、
大きな手に包まれてすごく安心した。


『今のは俺もビビったわ、んははっ』

「うぅ~~こわいよぉ~、もう本読まないで、隣にいて?」

『うん、読まない。てかさ、雷鳴ったら、いっつもこうしてんの?疲れない?』

「うん、ずーっとなり止むまでじっとしてるの。超疲れるの、んふふふ」

『んはははは!別にさ、お前んとこ狙ってきてるわけじゃないんだからさ、』

「そうだけど、、、んーそうだけどさ!(笑)」

『怖いんだねーもうすぐ止むっしょ。』



そういってたくさん喋ってくれたり、
雷が鳴るたびに大丈夫、大丈夫っていってくれる低い声が
私を安心させてくれた。


そして、外は静かになった。


『おまっ、汗だくじゃん!!ははっ』
そういって立ち上がってスタスタと歩き出した。

「あっつーーい!」
と笑いながら潤くんを目で追う。

前髪の下に手を入れて額をおさえる。

そしたら、すぐにタオルを持った潤くんが戻ってきて私の隣に座った。


「あ、ありがと」

と微笑んでタオルを受け取ろうとしたけど
潤くんは伸ばした手を無視した。

『ちょ、あげて?』

といって自分の前髪を上げる仕草をしたから、
マネして前髪を手で持ち上げた。

額をタオルで抑えられて自然と閉じる瞼。

視界が明るくなるのを感じて目を開けると、潤くんとバッチリ目が合った。


そして二人でクシャっと笑った。








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