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シアワセ分けてあげたい

駆け抜ける日々の中 ふっと心揺らした 五色の虹 僕の胸焦がしていく
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シェアハウス#28



ココマデ→シェアハウス#27


※なんだか主人公の女の子甘やかされすぎ?(笑)
※フィクション







相葉くんの風邪も良くなって、いつもの毎日に戻った。


外はすっかり涼しくなってきた。
厚めの布団を収納から引っ張り出して、ベランダに干す。


私の部屋を通り過ぎて1階のテラスの上あたりにあるベランダ。
日当たりがとても良くて広さもあるから、4人分の布団が余裕で干せる。
あとの2人分はテラスの柵にひとつ、布団干しにひとつ。

外に出した瞬間にほわっと日光の香りに包まれた気がした。

秋晴れってこういう日を言うのかな。
雲一つない濃い青空がたくさんの屋根の狭間から覗いてる。


ベランダと私の部屋の間、つまり、玄関の上に当たる所には、
スタジオのような小さな部屋がある。

アコースティックギターが2本と、エレキギターが1本、
ベースが、1本。ピアノが一台。電子ドラムが一台。
私が実家から持ってきたトロンボーンも仲間に入れてもらった。
演奏する人しか入れないくらいのスペースを残して楽器たちがひしめき合っている。

こう見えて小学校の5年生からクラブ活動で、中学、高校は部活で
大学に入ってからもサークルで、
かれこれ10年はトロンボーンを吹いてきた。

シェアハウスなだけあって、各部屋には普通の家より防音機能が備わっているから、
思う存分に楽器たちをかき鳴らすことができる。

にのくんや翔くんはよくこの部屋にこもって曲作りをしている。


ドアには一枚の札がかかってて、
それが決められた向きにかかっているときは
誰かが使っていて、かつ、入って欲しくない時。



ベランダからリビングに戻ろうとしたとき、
珍しくその部屋が気になって、久しぶりに入ってみた。
楽器の匂いがする。
金属っぽい匂い。防虫剤などの匂い。手入れ剤の匂い。
音楽室のような匂いってなんだか青春って感じがする。


窓際に置かれたアップライトピアノの前にたって蓋を開けると、
赤いクロスを畳んで端に置いた。

右手の人差し指で「ド」の鍵盤をそっと叩いた。

♪~


なにか、まだ弾けるかな・・・


本棚から楽譜を持ってきて譜面台に広げた。



ショパンのプレリュード。



なつかしい。

小学校4年生のとき、ピアノの先生に何度も叱られた。

指使い。強弱。


今思えば、そんなに難しくないのに。


一度弾いたことがある曲なら少し弾けば指が勝手に動く。


タイムスリップした気分になって、楽譜に載ってる曲を
片っ端から弾いた。




♪~~♪~~~~
♪~♪♪♪~♪~
♪~♪~~~




まだ鈍ってなかったと、指をグーパーさせながら、ふふっと小さく笑った。



嵐の曲って、何か弾けるかな・・・



ピアノが印象的と言えば・・・


Beautifuldays・・・かな・・・




ミファソド~ラドファミドレ~♪

ふふふ、こんな感じかな・・・。



あ、そういえば、潤くんが昔好きって言ってた嵐の曲ならまだ弾けるかも。



♪~♪~♪~~♪~~♪~



そして、サビに入ろうとしたとき・・・


音が増えた。


ギターの音。



びっくりして間違えた。



「あ・・・」


振り返ると、イスに座っていたのはにのくんだった。



「わ、ほんもの・・・」
『もう~せっかく入ったのに間違えないでくださいよ。もう一回。』

「え、あ、はい!」


サビに入る少し前から弾く。




♪~~♪~~
♬~♬♪~~♯~♭~~♪~





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