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シアワセ分けてあげたい

駆け抜ける日々の中 ふっと心揺らした 五色の虹 僕の胸焦がしていく
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シェアハウス#29


ココマデ→シェアハウス#28

※妄想です
※フィクションです。
※事実はありません



♪~~もしも 君が この銀河の~中~で 迷っても~


この曲はドラマも好きだったし、ママが見せてくれたPVもかわいかったから好きだった。
ピアノをいつもより抑え目に弾いて、ギターの音も聴きながら鼻歌のように歌った。
にのくんも鼻歌でメロディーを追っている。


~~~♪


「ふぅ。」
『・・・んふふ。この曲いいよね、俺も好き』
「うん、潤くんが昔好きって言ってて、私も好きになったの。」
『・・・はぁ。またですか。』
「・・・ん?」
『ううん、なんもないよ?』
「・・・そう・・・?」



変な間があくのを嫌ったのかテキトーにコードを弾き始めるにのくん。


♪~♪~~


ピアノに背を向けたままギターの音色を聴く。
素早く切り替わる左手に見とれてしまう。


『やってみる?』
「え!無理無理!」
『そ?』
「うん、それより、何か聴きたいなぁ。」
『何がいい?』
「お任せします!」

え!?と嫌そうな顔をしたあと少し悩みながら
いろいろなコードを一通り弾くと、ピンッとひと呼吸おいてから演奏し始めた。

50%くらいのちからの優しい音と、声。
組まれた足先がゆっくりリズムを刻んでいる。
目線はずっと斜め下を見ていて目が合うことはない。


そんなゆるゆるとした演奏だけど、
心の奥に響く歌声と和音はとっても心地よかった。
きっと気持ちはちゃんと込めているからだと思う。
初めて聴いた歌だったけど、一瞬で好きになってしまえそうだった。





「・・・やっぱり、にのくんのギターの弾き語り、好きだなぁ。」
『ほんと?ありがと。』
「いえいえ、こちらこそありがとう。」
『・・・さてと。』
「・・・ん?このあとなんかあるの?」
『えっと、昼過ぎからレコーディング。』
「・・・え!喉、使わせちゃったよね、ごめんね?大丈夫??」
『んはは、だーいじょうぶですよ。あなたさぁ、その謝りグセやめなよ。』
「・・・ん、それよく言われるの。。ごめん、気をつける・・・」
『またぁ。』
「あ・・・」
『んは、治んなそうだなぁ。』
「いひひ・・・」


そんな会話をしながら楽器を元に戻してその部屋を後にした。


「みんなは朝から仕事なんだね。」
『そーうだね、俺はこの間ほかの収録あってちょっとズレてさ。』
「なるほどね~」

冷蔵庫から卵を4つ出してボウルに割り入れる。
砂糖を大さじ4杯弱、塩を少々。
卵1個に砂糖が大さじ1杯弱が、私の家の黄金比。

ここで初めて卵焼きを作った時も、この味付けが当たり前だと思って作ったら
『甘っ!』とみんなに言われた。
おーちゃんだけは『え、うまいじゃん』って言ってたけど。
でも、そのうち癖になったみたいで、みんな甘い卵焼きを気に入ってくれた。

今日のお昼ご飯はオムライス。
オムライスの卵も甘いの。甘いと半熟は美味しくないからしっかり焼いて・・・
薄焼き卵でケチャップライスを包む。



「はい、できたよ~」
『めっちゃうまそ~』

いただきます、と二人で手を合わせた。


パクッ。


「・・・!?」
『・・・んぉ?』
「げっ!まず!」
『・・・ん、んーーなんかちがう・・・?』
「しょっぱい・・・のかな・・・?」
頭にクエスチョンマークを浮かべながらもう一度卵だけ口に運んだ。
『・・・あぁ。しょっぱ。』
「塩と砂糖間違えたかも!!!最悪・・!え、まって!お迎え何時だっけ??」
『・・・何時だっけな・・・。えっと、2時。』
「今・・・1時・・・いや、間に合わないよね。ごめん、カップラーメンでいい??」
『そんないいよ!中のご飯はうまいよ!あと、このスープとサラダもあるし。』
「もう、私ったら、何やってんだろ・・・」

そう言って自分のとにのくんのケチャップライスの上から卵を取り去って捨てた。

おかしいなぁ、、、と思いながら調味料が置いてあるところを見てみた。
右がSUGAR、左がSALT・・・あれ?
棚を見るとSALTと書かれたポットが右に置いてあった。
あれ、どうして??


謎に包まれたままにのくんの元にもどって尋ねた。
「ねぇ、砂糖と塩の位置変えた?」
『え?変えてないよ?俺はね。』
「最近キッチン誰か使ってたっけ??」
『え?・・・あ!そういえば、この間カナミちゃんが出張かなんかでいなかったとき、
俺らだけでご飯作ろうとか言って、誰かが作ってたなぁ。』
「それでかな!もう、誰だ・・・(笑)」
『少なくとも俺と大野さんではないですよ、んふふ』
「これは、今夜、犯人探ししなくっちゃ!なんて(笑)」
『・・・んふふ』
「ご飯・・・ほんとうに足りる?足りなかったら私の分も食べてって。」
『いや、たぶん大丈夫・・・』
「だめ!今から働くんだから!ちゃんと満足するまで食べていってください!!」
『んふふ・・・じゃあ、足りなかったらね。』


うん、それでいいの。
なんて言いながら2階のベランダに向かって布団を取り込む。
それからみんなの部屋に置きに行って・・・。

洗濯物を集めて洗濯物を回してリビングに戻ると、私の分の料理がテーブルにあるだけだった。

よし、私も食べようっと。
よくみると、サラダが少しとご飯も少しだけ手がつけてあって、
なんだか心の奥がくすぐったくなった。


しばらくすると、行ってきますと言って仕事に行ってしまった。



彼なりの、気遣いだったのかしら?なんてね、ふふふ。









        *



あいつも失敗すんだな(笑)
布団を片付けに行ったのは、私がいないスキにご飯食べてろってことだったんだろう。
だからちょっとわかりやすく分けてもらった。

おかげでちょっと食べ過ぎたくらい。


さて、今夜カナミちゃんに怒られるのは誰だ?(笑)



あと、まーた、潤くんの話だよ。



        *

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