シアワセ分けてあげたい

駆け抜ける日々の中 ふっと心揺らした 五色の虹 僕の胸焦がしていく
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シェアハウス#30


ココマデ→シェアハウス#29

※くだらないお話です。
※自己満足なお話です。
※見てる方がいたら・・・暇つぶし程度にどうぞ。
※そういえば忘れていたハロウィンのお話。





『ただいま。』


ぼそっと力なく言うのは大野くんだ。
私はふっと顔を上げると「おかえり」と言ってまた作業に戻った。

休日は何かお菓子を作るのがお決まりになってきた。


今日は10月28日(日)

もうすぐハロウィン。
その練習がてらに今日はスイートポテトを製作中♪


大野くんは何も言わずにキッチンの横を通り過ぎて洗面所へ行ってしまった。


私は、“こした”さつまいもに砂糖と生クリーム、バターを混ぜて
アルミの容器に移すと、卵黄を塗って、予熱が完了したオーブンに入れて、時間をセットした。
今度は塩と砂糖を間違えないように、指差し確認してしまいそうなくらい何回も何回も確認した。


あとは、焼きあがるのを待つのみ。


自分の分の紅茶と、大野くんの分のコーヒーをいれると、
リビングのテーブルの上にマグカップをおいて、ソファの下に腰を下ろした。


洗面所から戻ってきた大野くんは、そのままキッチンに向かおうとしていた。


「ちょっとまって!」
『・・・?』

眉を上げてこちらを振り向いた。

「コーヒー?いれたよ。」
『あ、まじか。』

そういって食器棚の扉を閉めるともうひとつのソファに腰掛けてマグカップを手にとった。

『ふぅー、ふぅー、』

ゴクリ

『・・・ん、んまい。ありがと。』
そういって、ふにゃっと笑いかけられた笑顔は仕事をしてきたとは思えないくらい柔らかかった。

「いえいえ。・・・今日は早いんだね。」
『・・・だいぶ、巻いたね。』
「ていうか、最近みんなと「仕事早いね、遅いね、大変だね、」って話しかしてないや。」
『・・・はっはは』

そして、すぐ沈黙になった。
大野くんとツーショットの時はとてもまったりしている沈黙が度々ある。
でも、「しゃべらなきゃ!」という雰囲気にはならなくって
しかもそれは彼が作り出してるんだろうなってよく実感する。



「あ!そうそう!明日からしあさってくらいまでみんな忙しいかなぁ?」
『おれはねぇ、明日なら空いてるよ。あと、明後日は俺らみんなVSとかの収録があるけど、それ終わったあとなんもなければ何もないと思うけどね。
んんー、おれみんなのことわかんねぇや(笑)翔ちゃんに聞いたほうがいいよ。』
「そっかそっか。あのね、ハロウィンっぽいことしない?って思って!」
『おぉ、そっか、ハロウィンかぁ、いいね。』
「やったー!みんなも賛成してくれるといいなぁー。まぁ、最悪、かぼちゃとかでご飯作れればいいかな、なんて(笑)」
『いや、みんな結構乗ってくれんじゃない?』


そう、七夕のときだってそうだった。
みんなイベントごとには『いいね!』っていって乗ってくれる。
些細なことでも一緒に楽しんでくれる。



それから、スイートポテトが焼きあがると、
ホカホカのうちに二人で少し食べて、私はそのまま夕ご飯の支度をした。

今日はみんな遅めになるって聞いていたから、作り始めるのも少し遅くして。


冷凍庫で先週から眠っていた鮭の切り身を解凍して、
下ごしらえをするとパパッとムニエルにして・・・。
焼いている間にタルタルソースを仕上げて、スープとサラダも作って。

♪~~~♪~~

オカズが出来上がる少し前に炊飯器が鳴った瞬間ってちいさな幸せを感じる。


とりあえずでふたり分を準備して、二人で夕ご飯を済ませた。

食器を片付ける頃、翔くんと潤くんが帰ってきて、
二人が食べ始める頃、相葉くんが帰ってきた。

『秋はやっぱ魚がうまいねぇ~』
っと口いっぱいにご飯を詰め込む翔くんを見て、
大野くんがハハハって笑った。

後片付けも終わってすっかりくつろぎモードになった頃には、
時刻はもう10:30。



「ん!そうそう!」
私はひとりであることを思い出して、自分で飲みかけたお茶にむせそうになった。


『ん?何?』
潤くんの言葉とともに4人が一斉にこちらを向くからドキッとした。

「あ、あのさ、最近誰か料理した??あ、おーちゃん以外で!」

『俺とぉ、相葉くん?翔くんもキッチン使ったっけ?』
『俺?んー、あ、この間カナちゃんの横で手伝ったくらいかな、俺は。』
『俺は使ったね。』
「あ、わたしの手伝いとかは抜きで。・・・ってことは、潤くんと相葉くん?」
『たぶんそうだけど、どうかした?』
「うん、あのね、今日お昼ご飯に塩と砂糖間違えちゃって・・・。よく見たら塩と砂糖の置いてある位置が逆だったの!(笑)
ほんのちょっと気になっただけなんだけどね!んふふ」
『俺はこないだ砂糖しか使ってないから変えないと思うよ?』
『逆に俺は塩しか使ってねぇよ?』
「あれー、じゃあわたし・・・かな?」

『・・・あぁ!!俺かも・・・』
いきなり声をあげたのは・・・にのくんだった。

『おう、にの、帰ってたの。』
『ん、さっきね。』
「お、おかえり。でもにのくん、違うって・・・」
『いや、今朝さぁ・・・』


私が布団を干している間に、にのくんはコーヒーをいれたらしい。
そういえば、お昼ご飯を作るときにマグカップを一つ洗ったことを思い出した。

そのとき、ふと砂糖と塩のポットの汚れが気になってその周りを掃除して・・・
普段あまりキッチンに立たないから、元の場所がわからなくなって
適当に戻してしまったことを今、思い出したらしい。


「もー!じゃあ自業自得だったね、お昼ご飯、ふふふ」
『まじかぁー俺かぁー。よかった、俺で。』
「わたし、被害者なんだけど?」
『え?』

はぐらかすようにカバンを抱えて部屋へと消えていった。


「ごめんね、みんなのこと疑って(笑)」
『いやいやいや(笑)』



『そういえばさぁ!!』
相葉くんが今日のロケであったことを話し始めた。

こんなことを知った。
どんなことがあった。





みんな仕事が終わって帰ってきても、大抵楽しそうにそのお話をしてくれる。
でも、みんなきっと悩みや不安はあるはずなのに。
そんな顔はあまり見ない。

私のことも、イチ視聴者としてみているのかな。
ここはみんなの家。素に戻れる場所であってほしい。
なのに・・・。
そうだとしたら、やっぱりここにいるのは邪魔なのかな。

みんなが楽しそうにすればするほど、不安になる自分がいて。
でも、そんな不確かな妄想をしてしまう自分にも腹が立ったりする。


もうすぐ、年が明ける。
そうすればすぐに4月になって、新しい季節が始まる。
転勤はないからまだ、ここに住むこともできるけど・・・


私はこの家に住み続けるかどうか、最近はそればかり考えている。




       


        *


最近よく不安そうな顔をする。
俺らが楽しそうにすればするほど。
俺の目が確かならば・・・。

俺らにはカナミが必要だ。
みんな彼女に感謝している。

楽屋でもたびたび彼女の話をするくらいに。


人に頼るの、ほんと苦手なんだな。(笑)


「翔くん、コーヒーと紅茶どっちがいい?」
『じゃあ、紅茶で。サンキュー。』


そういう気配りや、その笑顔が俺らには・・・いや、俺に必要なんだよ。



         *

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