ココマデ→
シェアハウス#30※お話にバリエーションがないかもしれないけど。
※日常の些細なことを嵐さんと過ごしたら、というモットーなので、
ドラマみたいなことはそーんなには起こらないですw
※フィクション!!!
みんなが揃ったところで、ハロウィンの話を出してみると、
みんなやっぱり賛成してくれた。
『仮装、する?』
そう提案したのは翔くん。
その瞬間にちょっとめんどくさそうな顔をしたにのくんに思わず笑ってしまった。
『笑うこと無いだろ』
「んはは、ごめんだって、二宮くんの顔・・・あははっ」
『えっ?おれ?』
「うん・・・(笑)はぁ、超めんどくさそうな顔した、ふふふ」
眉毛を上げながら私とにのくんを交互に見る翔くん。
『まぁーあながちまちがってはないけど、んくくっ』
『なぁんだよぉ~和也~~』
『んはっ、いいっすよ別に、翔さんはやってくれても。』
『つれねぇなぁ~ははっ。やめよう(笑)』
『じゃあさ、耳とかつけるくらいしよーよ!』
耳?相葉くん、耳って・・・?
「『耳・・・?』」
『つの?はね?もぉ、なんでもいいよ、なんかつければぁ、あはは!』
『仕事終わりどっか寄ってくっか!』
こうして、明後日の夜は一日早いけど、軽いハロウィンパーティーをすることに決まった。
*****
――10月30日(火)
「ただいまぁ・・・」
あれ?電気付いてるのに誰もいないのかな??
「よいっしょ・・・イタタタ・・・」
かぼちゃにさつまいも・・・
どうして重たいものばっかりなのー
頭の中で文句を言いながらキッチンに向かう。
ガラガラガラ・・・
『とりっくおあとりーと!!!!』
「きゃぁー!!!」
『へへへへへ。おかしくれなきゃいたずらするぞぉ!』
「ビーーーックリしたぁー!もう!大ちゃん!!」
『どう、これ』
ちょっとアゴを前に出しながら自慢げに自分の顔を両手の親指で指した。
「自分でやったの?!」
『うん、ふふふ』
「すごーーい!」
太めのアイラインで囲まれた目はミステリアスで、
いつもおっとりしている大ちゃんからは想像できない目力があった。
鼻の頭も黒く塗られていて、ほっぺたにはアイラインで引かれた3本の髭があった。
「ねこ・・・?」
『え、わかんない?』
「ううん!わかるわかる!けど、耳がほしいなぁ~」
男の人に猫耳って恥ずかしいだろうな、なんて思いながら、ちょっとからかうように言ってみた。
『はははは、さすがにこの家にはなかった(笑)』
『あるよ、ほら。』
「わ!」
突然低めの翔くんの声がして、後ろから頭に何かを付けられた。
手で触ってみると、ふわふわした黒い猫耳だった。
「びっくりしたぁ」
手探りで耳を頭から外すとそのまま目の前にいた智くんの頭にぽんっとつけた。
いつもは感じなかったけど、思ったより高い位置にある頭に、胸の奥がふわっとした。
『ははははは、智くん、めっちゃ似合うじゃん!』
「すごい!もう、猫だよ!智くん!」
独特なイントネーションの「智くん」を真似してみた(笑)
『まじ?じゃあ、おいら今日は猫で。寝よ・・・。』
「ちょっと、それはダメ!お料理つくるよ!」
そんなやりとりをふふっと笑いながら翔くんは見てた。
まずは、かぼちゃを・・・
「んんー切れるかな・・・」
『だいじょうぶ?』
「うん、たぶ・・・ん・・・はぁ、固い・・・」
『代わろっか。』
「あ・・・ありがと。」
大ちゃんも手こずるほど立派なかぼちゃを一口サイズに切ってゆでて・・・
さつまいもはサイコロ型に切ってお米と一緒に炊飯器。
フライパンにバターを熱して、小麦粉を炒めて・・・
テーブルには
かぼちゃのグラタン、さつまいもご飯、鮭ときのこのホイル焼き、スイートポテト
・・・といった秋の味覚を筆頭にたくさんの大皿が並んだ。
『すげぇー!秋だね!ハロウィンだね!』
『うまそー!』
そう言ってくれると作ったかいもある。
それから、みんなで帽子や角を各々選ぶと、ビールで乾杯した。
翔くんのカメラで記念撮影をすると、パーティーが始まった。
わいわいとお酒も進んで、猫耳なんかの恥ずかしさはなくなって。
夜遅くまでいい年した大人が6人はしゃいでた。
・・・・・・
「・・・・んんーー。・・・あ。」
結構飲んでしまった私はソファで眠っていた。
大ちゃんと相葉くんは床で寝ていて、一人がけのソファで、二宮くんはゲームをしていた。
潤くんはカウンターに座ってワインをちょびちょび飲みながら、食器を洗う翔くんとカウンター越しに話してた。
私は起き上がって翔くんの手伝いをしようとキッチンへと向かった。
『あ、おはよ。』
「おは・・・っ」
グイっと腕を引っ張られて、潤くんのとなりに座らされた。
「ちょ、潤くん、酔っ払いすぎだよ・・・」
『だよね、これどうにかしてくんねぇ?んははっ(笑)』
『俺、全然酔ってねぇよ。』
「いや、酔ってます。」
『だからさ、たとえば・・・』
酔っ払うと熱くなるってこういうことね・・・(笑)
ハロウィンパーティーなんて、学生までしかやらないって思ってた。
言ってみるもんだな。
疲れが吹っ飛ぶくらい、本当に楽しかった。
明日からまた仕事なんて・・・信じられない・・・トホホ。
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