シアワセ分けてあげたい

駆け抜ける日々の中 ふっと心揺らした 五色の虹 僕の胸焦がしていく
2018年06月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2018年08月
TOPスポンサー広告 ≫ 好きなコトバTOP ≫ 好きなコトバ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Comments(-) | Trackbacks(-)

好きなコトバ












「携帯どこに置いたっけ?って探してたの。…ごめんね?」
「あ、そう。」

そっけない返事にドキっとする。

「ねぇ、ほんとだよ?」
「んふ、いや、だーいじょうぶだよ、わかってっから。」
「そう、怒ってるのかと思っちゃった・・・」

彼の「大丈夫」はいつも魔法の言葉みたいに私のこころをほぐす。


…ふとキャンドルの炎を思い出す。


「怒ってない怒ってない(笑)」
「よかった。今日はどうだった?」
「んー、今日はね、押すもいいとこだよ、ほんと、んふ」
「そっか、おつかれさま。」
「うん、ありがと。」

少しの沈黙の後、彼がすぅっと息を吸って話を続けた。

「…どうしよっかなぁ、明日早ぇんだよなぁ………。……あ、また後で連絡する。」

いつもこんな感じ。
イレギュラーなことが起こりやすい世界にいる彼に、私が歩幅を合わせてついていく感じ。


「ん?わかった。じゃああとでね…」
「うん、あとで。」


また声が聞ける…

その保証があるかのような「あとでね」っていう挨拶がすごく好き。


電話を切る直前、向こうから男の人の声がした。
きっとマネージャーかメンバーだろう。
通話終了ボタンが押されたことを確認してから、耳から携帯を離す。


それから、携帯を持って洗面所にいくと、
ちゃんと見えるところに携帯を置いて髪を乾かし始めた。



すると、すぐにメールが来た。



「今から行っていい?」



なんて返そうかなと考えながら顔をあげる。
すると、鏡に映った顔があまりにもゆるくてサッと画面に目を戻した。


・・・私ったら、ニヤニヤしすぎ。





明日早いって言ってたし・・・。

私は午後から授業。



「私が行く。」
「わかった。待ってる。」


早すぎる返事に画面を見ながら、「ふふっ」と笑った。
声に出して笑っていたことは、洗面所の湿った空気に声がぽわんと響いてから気づいた。



          *


関連記事
スポンサーサイト

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。