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シアワセ分けてあげたい

駆け抜ける日々の中 ふっと心揺らした 五色の虹 僕の胸焦がしていく
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シェアハウス#40

ココマデ→シェアハウス#39


※妄想。
※自己満足。
※フィクション



「いってらっしゃーい」


朝早くからバタバタしていたみんなを仕事へ送り出した。


「いただきます。」


キッチンの片隅の小さなダイニングテーブルで軽い朝食を済ませて、
自分も仕事へと向かった。



いつもの道も雪がちらつくと、新しい道みたい。

ホワイトクリスマスイヴ・・・だ。



・・・昼休み。
いつもより午前の仕事が早く片付いたから、
久しぶりにナツミと外でランチ。

『かなみ、今日何してんの?』

私に彼氏がいないことを知ってて、誘おうって・・・?
ごめんね、今日は大事な用事があるの。。。

「今日は、おじいちゃんちでクリスマスパーティ・・・かな。どうして?」

うそついてごめんね。


『彼氏いない子たち集めて女子会でもどうかなって同期のみんなに声かけてるんだけど、
そっかー、それならしょうがないね・・・また!』

「ごめんねー。・・・また誘って?」

『もちろん!家族と楽しんでよ。あ・・・・そろそろ戻らなきゃ。はぁーイヴも仕事とかマジだるっ』

「街はウキウキしてるのにね・・・へへへ・・・。」





今夜のプランをまだ考えきれてなくて、
そわそわしながら仕事を片っ端から片付ける。


17:00。


一旦帰宅して服を着替えていると、一階から物音がした。
パタパタとスリッパを鳴らして降りていくと、物置からおーちゃんが出てきた。


「あれ、おーちゃん!おかえり!早いね!」

『おー、ただいまぁ。おかえり。うん、早く終わったの。』

「ただいま。そんなところで何してるの?」

『・・・ん?ツリーに飾るやつさがしてた。』

「え!?ツリーあるの!?!?」

『あるある。ちょ、こっちきてみ?』

手招きするおーちゃんのあとについて物置に入った。
そういえば、この部屋あんまり入ったことなかったな。

おーちゃんの釣竿やルアーが棚に置いてあったり、壁に掛けてあったり、
だれかのスノーボードがおいてあったり・・・

あ・・・七夕の時の飾りと、ニノくんの誕生日の時につくったお花だ。懐かしい・・・。

それから、ぐるりと見回しておーちゃんの方を見ると足元に細長い箱があった。


『ほら、これ。ほんものじゃないんだけどね。』

そう言って、ちらっと箱を開けて中を見せてくれた。

「わぁ!やりたい!飾り付け!」
『ある?やったこと。』
「ザ!みたいなのはやったことない・・・」
『え?他はあるの?』
「うん、前におじいちゃんちの庭が広いって話したでしょ?
ほら、潤くんの誕プレ考えてる時・・・トレニアの・・・」
『あぁー、うんうん。』
「その庭にね、いろんな木が何本か植えられてたから、
それにイルミネーションしたりしてたんだ~」
『ほぇ~~』
「だから、ツリーは50cmくらいの小さいのだけだったの。」
『あぁ、もう飾られてるやつとか?』
「そうそう。だから、やったことないの。楽しみー!」
『でも、飾りが・・・どこに・・・』
「あ・・・」

一瞬シーンとなって、ハハハってふたりで笑った。

「あ!じゃあ、もう少し探して、みつからなかったら買う?
今からちょうど買いものいこうと思ってたんだけど・・・」
『いや、絶対あるんだよ、家のどっかに。どこにしまったっけな~~』
「うーん、じゃあ…探して、なかったら連絡して?ついでに買ってくるよ。」
『まって、おれも買いもん行きたいな・・・』
「え!?・・・いや、私と一緒は危ないって!」
『だーいじょうぶだよ、案外バレないから。』
「でも・・・」
『いつも行ってもらってるし、大変じゃん。女の子ひとりでいろいろ・・・。
おれも欲しいモノあるし。飾りは帰ってきてから探せばいいよ、もう。
どうせみんな帰ってくんの遅いもん。ふははっ』

背中をぽんっとしながら、玄関まで誘導されて、
そのままふたりで買い物に行くことになった。

当たり前のように後部座席に乗り込むおーちゃんを見て思わず笑ってしまった。

「ふふっ、そっか。運転わたしだ、はははっ」
『だって免許もってねーもん、んふふ』
「大丈夫?私なんかの運転乗って・・・」
『じゃあ、おいらと代わる?んふ。ダメでしょ?』
「ダメ。」
『ははは、おねがいしまーぁす。』
「はーい。」

この間、翔くんにあのお店の場所詳しく聞いておいてよかった。

「そうだ、相葉くんの誕生日サプライズしようと思っててね、」
『おう、そだね。』
「手作りケーキどうかなって。今まで3人のは買ってきてたでしょ?
そのかわり、シチュエーションに凝ってたから、、、
今回は時間がなさそうだし、手作りで攻めようって思って!」
『いいじゃん。』

それから、どんなことをしようか話していたらあっという間に到着した。

「とうちゃーく。」
『よし、行こっかぁ。』

着いてみると、何台か停まっている車にやっぱり誰かに見られるのではないかと不安になった。

「・・・ねぇ、やっぱ別行動したほうが・・・」
『・・・お前、俺と歩くのやなの?』
心配しすぎるわたしを冗談半分で睨みながらそう言った。

「ちがうよ!(笑) 心配なの!」
『だーいじょうぶだってぇ、翔ちゃんときたんでしょ?』
「そーだけど・・・くりすます・・・」
『ほら、行くぞ!』

そう言うと歩き出してしまったおーちゃんのあとをひやひやしながらついていった。
イヴに二人で買い物とかさ、やっぱまずいって・・・


でも、いざ買い物していると、みんな買い物をしに来てるわけで…
私たちはただのお客さんなわけで・・・


『何買うの?夕ご飯?』
「うん、それと、ケーキの材料ー」
『ほぉ。』
「何か食べたいものある?夕ご飯。」
『んんーおれらだけでクリスマスパーティみたいにしちゃってもあれだよね。』
「そっか、それもそうだなー。家に何があったっけ・・・」
『あ、魚あるよ、キスとか。』
「あ、あったね!天ぷら・・・か、フライ?」
『いいじゃん。あとはぁ、おれはなんでもいいよ。』
「それなりに何かあったから適当に作ろっか」

そのあとは、私が携帯にメモした材料をぶつぶつ呟くと、
それを小さく復唱しながらおーちゃんがカゴにホイホイいれた。

途中人影がチラっと見えると
さりげなく別々に来ている人たちのようなフリをするおーちゃんが
なんだかおもしろかった。

「あ、おーちゃんが欲しいものって?」
『あぁ、あっちいってさがしてくるから、先レジいってて』
「りょうかーい」


おーちゃんと別れてお会計をしていると、隣のレーンで既にお会計を済ませていたようで、
少し離れた雑誌コーナーでペラペラと何かを読んでいた。

レジは店員さんがいるから危ないということは、
二人の暗黙の了解って感じがした。


両手に袋を提げて、まあるい背中に小さく「いくよー」って言いながら
立ち止まらずに出口まで歩いた。

少し遅れてついてきた足音が出口付近で急に近くなって、ちいさな声がした。

『ほい。』
「ありがとう。」

自然と重たい方の袋をもってくれる気遣いにほっこりした。


車内では何を話したのか覚えてないほどくだらない話をして家に到着した。


「欲しかったものって、何買ったのー?」
『ん?ひみつ。ふふっ』
「えぇ?(笑)・・・ふぅ~ん。」
『・・・これ、冷蔵庫?』
「・・・あっ、うん!その袋のは全部冷蔵庫!」

買ってきたものをとりあえず片付けた。

「よし、探そっか。心当たりは?」
『探す・・・?あ!そうだったね』
「え!忘れてたの!?(笑)」
『んふふふ、こころあたり?んーー、もいっかいあっちの物置見てみる?』
「ふんふん」


なんだか物置特有の匂いってわくわくする。
たぶん、物置に入る時って、季節の変わり目とか、イベントのときとか、
特別なときだからなんだろうな。
実家の物置や押入れとは少し違うけど、“物置の匂い”って感じるところが
なんだか不思議だななんて思った。



結局、ツリーの入った箱の近くを探してみても、
あらゆる棚や引き出しを探してみても、それらしきものはなかった。


「ないねー」
『おかしいなぁ~、じゃああっちかな?』
「半地下?」
『ふん。』

階段の下の収納スペースを探す。

『ないなぁ~』
「やっぱ買ってくればよかったかな?(笑)」
『・・・まじごめん、おれが意地張んなきゃよかったね。ははっ』
「地下も見てみる?あと、ベランダの横の部屋とか、楽器のとことか…」
『あ!ベランダの横んとこっぽいなぁ…』
「よし。」


――ベランダの横の部屋というのは・・・

おそらく、洗濯物を干すのを想定されたんだろう。
個人部屋に続く階段とは別に、洗濯機のあるほうから直接ベランダの方へ上がれる階段があって、
楽器がたくさん置いてある部屋とは反対側のベランダの隣に、もう一つ部屋があるのだ。
半分フローリングで、半分畳。
日差しがよく当たる部屋で、天気がいい日は気持ちがいい。
でも、乾燥機が一体になっている洗濯機だし、
外に干すのも時間がなかったりするため、
ほとんどこの部屋は使われてこなかったらしい。
いつか、誰かの友達が遊びに来た時に一度泊めたことがあるんだとか・・・
私が来てからはたまに、乾燥機にかけられないような私の服を干して、
それを畳んだりするのにたまに使っていた。

その部屋にも、ちいさな収納スペースがあった。


「わぁ、意外とたくさんしまえるんだね。」
『意外とね。ここの部屋くんの久しぶりだな。ここ結構いいな。』
「天気がいい日とかいいよ、洗濯物畳んだあと、ぼーっとしたり・・・ふふ」
『あ、それいいね』

そんな話をしながらゴソゴソといろいろなものをどけて
おーちゃんなりに見覚えのある箱か何かを探していた。


「・・・どう?ありそう?」
『んーーー、うわ、なんだこれ。・・・あ!!』
「ん?あった??」

質問の答えはすぐには返ってこなかった。

少し間があいたあと、収納から顔を出してこっちを振り向くと、「あった!」って表情をして、
大きな箱と紙袋を奥から出してジャーンって手を伸ばして見せた。

「わぁー!やったー!これで飾り付けできるね!」
『やっぱ、あったんだよ、よし、あとでやろ!』
「わーい!よし、ごはんごはん・・・」



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